ふるさと納税は会計ソフトで確定申告できる?
- できるかどうかは、そのソフトがe-Taxに対応し、所得税の確定申告書を作れるかで決まります。対応しているかは、各ソフト会社に確認するよう国税庁が案内しています。
- ふるさと納税は、寄附金控除の入力と、住民税の欄の2か所に関わります。ソフトを使っても、この2つを入れる点は同じです。
- 給与とふるさと納税などが中心なら、国税庁の確定申告書等作成コーナーでも入力できます。事業の帳簿を会計ソフトでつけている人は、そのソフトで申告書まで作る方法があります。
会計ソフトと作成コーナーの分かれ道
どちらを使うかは、所得の種類と、帳簿をつけているかで決まります。次の表は使い分けの目安で、特定のソフトをすすめるものではありません。
| 状況 | 向いている道具 | 理由 |
|---|---|---|
| 給与所得が中心で、ふるさと納税や医療費控除を入れたい | 国税庁の作成コーナー | 画面の案内に沿って入力でき、必要な付表や明細書は入力に応じて自動で作られる |
| 個人事業や不動産で、帳簿を会計ソフトでつけている | 会計ソフト | 帳簿のデータから申告書まで続けて作れる |
| 年の途中から会計ソフトを使い始めた | 会計ソフト(対応を確認してから) | 寄附金控除の欄がそのソフトにあるかを先に見る |
作成コーナーで足りる人が、あえて会計ソフトを用意する必要はありません。反対に、すでに会計ソフトで帳簿をつけている人は、ふるさと納税もそのソフトの申告書の画面で入れられるかを確かめます。
ソフトで確かめる5つの点
ソフトの説明や画面で、次の5点を順に見てください。1つでもできないことがあれば、作成コーナーに切りかえる方が早く済みます。
- e-Taxで送信できるか確かめる(対応は各ソフト会社に確認する)
- 所得税の確定申告書(第一表・第二表)を作れるか確かめる
- 寄附金控除の入力欄があるか確かめる
- 住民税の欄「都道府県、市区町村への寄附(特例控除対象)」に、ふるさと納税の寄附金額が入るか確かめる
- 寄附金控除に関する証明書のデータ(XML形式)を取り込めるか確かめる(取り込めなければ手入力)
住民税の欄に金額がないと、住民税で控除されないことがあります。所得税の確定申告書は、住民税の申告書も兼ねているためです。ソフトで印刷した申告書や、出力された内容に、この欄の金額が入っているかを送る前に見ます。
寄附が多くて入力が大変なときは、寄付件数が多いときの入力も参考になります。住民税の欄の意味は、住民税の欄を書き忘れたときにまとめています。
送信と書類の保管
e-Taxで送信するなら、寄附金控除の証明書は、記載内容を入力して送ることで税務署への提出や提示を省略できます。省略した書類は、法定申告期限から5年間は手元に保管します。
作成コーナーでつくって送信した場合は、送信後に出る「申告書等送信票(兼送付書)」の「提出省略」欄の〇印で、省略できた書類を確かめられます。ソフトで送ったときの表示は、そのソフトの画面で確認します。2026年分の期限は、2027年3月15日(月)です。
会計ソフトで申告しても、控除額の計算の考え方は同じです。ふるさと納税は、寄附額から2,000円を引いた額が所得控除の対象になります。計算が合わないときは、控除額が計算と合わないときの順で見ます。
作成コーナーでの手順は、スマホでe-Taxを使う手順とパソコンでの手順にあります。ワンストップ特例で済む人は、1月10日に間に合わないときの記事を先に確かめます。
よくある質問
どのソフトなら申告できますか?
この記事では、ソフトの名前を挙げて比べることはしません。対応しているかどうかは、各ソフトの会社の案内で確かめてください。
ソフトを使えば、控除額の計算も任せられますか?
ソフトは、入力した数字をもとに申告書を作ります。入力する数字が正しいかどうかは、自分で確かめる必要があります。個別の税額の判断は、税務署か税理士に相談します。
自分がワンストップ特例と確定申告のどちらになるかは、判定の道具で確かめられます。
ワンストップか確定申告か判定する確認日:2026年11月5日。出典:国税庁 e-Tax「市販の財務会計ソフトウェアで作成したデータを基に電子申告を行うことはできますか」、国税庁 タックスアンサー No.1155「ふるさと納税(寄附金控除)」、国税庁 確定申告書等作成コーナー「e-Taxを利用して所得税の確定申告書を提出する場合の第三者作成書類の添付省略の制度」(令和7年分)、国税庁「納期限・振替日一覧」。この記事は一般的な制度の説明で、個別の税額や申告のしかたの判断ではありません。ご自分の場合は、税務署やお住まいの市区町村に確かめてください。最新の情報は公式のページで確かめてください。