ふるさと納税の寄附金受領証明書は何年保管する?
- e-Taxで書類の添付を省略して送信した人は、法定申告期限から5年間、手元に置きます。2026年分の期限は2027年3月15日(月)なので、2032年3月15日ごろまでです。
- 紙の申告書に添付して出した人は、書類が税務署に渡ります。手元の控えの年数を決めた国税庁の案内は、確かめられませんでした。
- 税務署から求められて出せないと、添付や提示がなかったものとして扱われます。
申告のしかた別の保管の考え方
保管の年数は、申告をどう出したかで変わります。次の表は、国税庁の案内で確かめられた範囲で分けています。
| 申告のしかた | 書類の扱い | 手元に置く期間 |
|---|---|---|
| e-Taxで、書類の内容を入力して送信 | 国税庁の一覧にある「寄附金控除の証明書」は、添付や提示を省略できる(送信票の「提出省略」欄で確かめる) | 原則として法定申告期限から5年間 |
| e-Taxで、寄附金控除に関する証明書のxmlを読み込んで送信 | データを申告書に取り込んで送る | 国税庁の案内で年数を確かめられなかった。xmlも消さずに残す |
| 紙の申告書を出す | 申告書に添付するか、提出のときに提示する | 国税庁の案内で年数を確かめられなかった。添付した場合は手元に残らない |
国税庁のタックスアンサーNo.1904には、e-Taxで添付を省略できる書類の一覧があり、「寄附金控除の証明書」が入っています。同じページに「原則として法定申告期限から5年間」とあるのが、保管の根拠です。
「5年」は、書類を受け取った日からではなく、法定申告期限から数えます。2026年に寄附した分を2027年に申告するなら、数え始めは2027年3月15日です。
5年の数え方
期限の日付は、申告する年分で決まります。2026年分で数えると次のとおりです。
| 寄附した年 | 申告する時期 | 法定申告期限 | 5年後 |
|---|---|---|---|
| 2026年 | 2027年(令和8年分) | 2027年3月15日(月) | 2032年3月15日 |
早く申告を出しても、数え始めは法定申告期限のままです。2027年2月に出した人も、2032年3月15日ごろまで置きます。
還付申告で、期限を過ぎてから出す年の数え方は、この記事では確かめていません。5年さかのぼる申告の記事で、更正の請求との違いを説明しています。
税務署から求められたとき
税務署が、入力した内容を確かめるために、書類の提示や提出を求めることがあります。
- 求められるのは、法定申告期限から5年間のあいだです
- 求めに応じなかった場合は、確定申告書に添付または提示がなかったものとして扱われます
手元にないときの対応は、受領証明書をなくしたときで説明しています。
残しておく書類と残し方
ふるさと納税で残す書類は、次のどれかです。申告に使ったものを残します。
- 自治体が発行する寄附金受領証明書(紙、または電子データ)
- ポータルなどが発行する寄附金控除に関する証明書(xml)
- 入力のもとにした、寄附先・日付・金額のわかる書類
xmlは、ファイルそのままを残します。開くと文字の羅列に見えるのは、エラーではありません。紙で出す場合に印刷するときは、国税庁の「QRコード付証明書等作成システム」でPDFにします(国税庁・楽天ふるさと納税の案内)。
パソコンやクラウドに入れるなら、フォルダ名に「2026年分」のように年分を書いておきます。保管の期限は年分ごとに数えるので、5年後に探すときも迷いません。
よくある質問
ワンストップ特例だけの人は、何年残しますか。
ここで説明した5年は、確定申告の書類の話です。ワンストップ特例は自治体への申請なので、控えの年数を決めた国の案内は確かめられませんでした。お住まいの自治体の案内で確かめてください。
5年たったら捨ててよいですか。
国税庁の案内にあるのは、書類の提示や提出を求められる期間の5年です。申告の書き漏れを直す更正の請求も、原則として法定申告期限から5年以内です。迷うときは、税務署に確かめてください。
自分がワンストップ特例と確定申告のどちらになるかは、判定の道具で確かめられます。
ワンストップか確定申告か判定する確認日:2026年11月5日。出典:国税庁 タックスアンサー No.1904「給与所得者と電子申告」、e-Tax「第三者作成書類の添付省略の制度について」、国税庁 タックスアンサー No.2026(更正の請求の期間)、国税庁「ふるさと納税に係る寄附金控除に関する証明書等について」、国税庁 タックスアンサー No.1150「一定の寄附金を支払ったとき(寄附金控除)」、国税庁 納期限・振替日一覧、楽天ふるさと納税「寄附金控除に関する証明書での申請手順」。この記事は一般的な制度の説明で、個別の税額や申告のしかたの判断ではありません。ご自分の場合は、税務署やお住まいの市区町村に確かめてください。最新の情報は公式のページで確かめてください。