ふるさと納税の確定申告でe-Taxの寄附金エラーが出たとき|原因別の直し方

最初に確かめる3点

エラーの多くは、次の3点を見直すと直ります。

  1. 読み込もうとしているファイルの名前が「.xml」で終わっているか見る(PDFは読み込めない)
  2. 寄附をした年と、申告する年分が合っているか見る(2026年の寄附なら、令和8年分)
  3. 読み込む欄と、ファイルの種類が合っているか見る

3番は見落としやすい点です。国税庁の案内では、確定申告書等作成コーナーで読み込める電子データとして、「寄附金受領証明書データ」と「寄附金控除に関する証明書データ」が別々に挙がっています。ポータルサイトなどから受け取った書類がどちらなのかを、ファイルの名前や発行元の案内で確かめて、合う欄から読み込みます。

表示された文言から原因を探す

次の表は、ふるさとチョイスのヘルプが挙げているエラー表示の例を、要約して並べたものです。画面の文言やエラーコードは、年分ごとの画面で変わることがあります。

表示や症状考えられる原因直し方
「ファイルの種類がサポートされていない」「ファイルが破損している」XMLの代わりにPDFを読み込んでいる。または欄とデータの種類が合っていないXMLデータを使う。ダウンロードのときは「XML Document(*xml)」を選び、ファイル名の末尾が「.xml」か確かめる
「令和●年ではご利用いただけないデータが含まれています」古い年のXMLを読み込んでいる証明書の発行元で、対象の年のデータを取り直す
ふるさと納税として扱われない(「共同募金、日赤、その他募金」と判定される)「ふるさと納税の対象とならない都道府県または市区町村への寄付である」のチェックが入っているそのチェックを外す
「HUBH457E」(申告書等データに利用した電子証明書は失効しています)送信に使ったマイナンバーカードの電子証明書が失効しているマイナンバーカードを受け取った市区町村に確かめる。詳しくは国税庁のe-Tax問い合わせ窓口
XMLをダウンロードできない使っている端末がXMLの保存に対応していないマイナポータルからe-Taxへ進んでデータをつなぐか、手入力する

ファイルは、受け取ったままの状態で使います。国税庁の案内では、このXMLデータの扱いの注意は書かれていませんが、中身を書き換えたり、別のソフトで開いて保存し直したりするのは避けてください。

表にない文言が出たときは、エラーコードをそのまま控えて、国税庁のe-Tax・確定申告書等作成コーナーのヘルプデスクに伝えると、操作の相談ができます。

直らないときは手入力

データの読み込みは、あくまで入力の手間を省く機能です。どうしても読み込めないときは、書類を見ながら寄附先の名前と金額を自分で入力します。

  1. 寄附先ごとの寄附金額を、書類の記載から書き出す
  2. 寄附金控除の入力欄に、寄附先の名前と金額を入力する(申告書では第二表の「寄附金控除に関する事項」にあたる)
  3. 「都道府県、市区町村への寄附(特例控除対象)」の欄にも寄附金額を入力する(住民税の控除に必要)
  4. 入力が終わったら、金額の合計を書類と見比べる

読み込みでつまずいているうちに、期限が来てしまうことがあります。2026年分の期限は2027年3月15日(月)です。還付を受ける申告なら、2027年1月1日から5年間出せます。

手入力でも、控除は受けられます。ワンストップを出したあとに確定申告をする人は、出したのに確定申告をした場合も読んでください。

書類の保管

e-Taxで送信するとき、第三者が作った書類は、記載内容を入力して送信すれば、税務署への提出や提示を省略できると国税庁は案内しています。その一覧には「寄附金控除の証明書」が載っています。

ただし、入力内容の確認のため、原則として法定申告期限から5年間は、書類の提示や提出を求められることがあります。求めに応じないと、添付がなかったものとして扱われます。省略しても、書類は捨てずに5年間は手元に置いてください。

紙の「寄附金受領証明書」が、上の省略の対象に入るかどうかは、国税庁の一覧から確かめられませんでした。迷ったときは、保管して、ヘルプデスクか税務署に聞いてください。

よくある質問

電話で相談するなら、どこに聞けばよいですか?

国税庁は、操作の問い合わせ先と、税務の相談先を分けています。画面の操作やエラーはe-Tax・確定申告書等作成コーナーのヘルプデスク、税務そのものの相談は国税相談専用ダイヤルです。証明書の中身や発行は、証明書を出した事業者や自治体に聞きます。

ワンストップを申請済みでも、確定申告のデータを読み込む必要がありますか?

確定申告をすると、ワンストップ特例は使えなくなり、寄附はすべて申告書に書くことになります。ワンストップの申請書を出した分の寄附も、申告書に含めます。くわしくはこちらの記事で整理しています。ワンストップの期限は1月10日に間に合わないときにまとめました。

自分がワンストップ特例と確定申告のどちらになるかは、判定の道具で確かめられます。

ワンストップか確定申告か判定する

確認日:2026年11月5日。出典:国税庁 確定申告書等作成コーナー「対象のxmlデータ」、国税庁 e-Tax よくある質問「第三者作成書類の添付省略の制度」、国税庁 タックスアンサー No.1155「ふるさと納税(寄附金控除)」、国税庁 No.2030「還付申告」、ふるさとチョイス ヘルプ「マイナポータル/e-私書箱/e-Tax/確定申告書作成コーナーでエラーが出る」、国税庁「納期限・振替日一覧」。エラーの文言は、ふるさとチョイスのヘルプが挙げる例です。国税庁には、寄附金に限ったエラーの一覧は見つかりませんでした。この記事は一般的な制度の説明で、個別の税額や申告のしかたの判断ではありません。ご自分の場合は、税務署やお住まいの市区町村に確かめてください。最新の情報は公式のページで確かめてください。